SEO対策 メタタグ “canonical” について
メタタグ “canonical” (rel=”canonical”)は、動的なページを作るWordPressなどでのSEO対策として重要です。
ぜひ使いこなして、検索エンジンに嫌われないように上位表示を目指しましょう。
メタタグ “canonical” (rel=”canonical”)とは?
Google、Yahoo、Microsoftの大手検索エンジンが、重複コンテンツ問題解消のために導入した
メタタグが「rel=”canonical”属性」です。使い方は、ページのヘッダー部分に、
<link rel="canonical" href="http://blog.anekipedia.com/" />
次のように記載します。効果としては、301リダイレクトのように重複したコンテンツのURLをこのメタタグで指定したURLとして検索エンジンに認識させます。
このメタタグがSEO的に、なぜ重要なのか 重複コンテンツの問題点から説明しようと思います。
重複コンテンツの問題点
重複コンテンツとは、ページの内容(コンテンツ)がまったく同じにもかかわらず、URLが異なるWebページのことです。
閲覧者にとっては、重複コンテンツがあろうとなかろうと影響はありませんが、サーチエンジンは、
URLが違うと、それぞれを独立した別ページとして認識してしまいます。
その場合サーチエンジンは、重複しているとみなしたページを全部は表示せず、代表と判断したページだけを表示します。(ペナルティではありません。)
問題点は、「ページが増加してクローラーがインデックスすることの妨げになる点」そして、
「被リンクの分散」 です。
簡単な例をあげて説明しましょう。
重複コンテンツについて
重複コンテンツが、そう簡単に10個もできるのかとも 思うかもしれませんが WordPressなどの動的サイトなどでは、PHPなどでパラメータのやり取りで使ったりしますので案外ありえます。
例えば、
http://blog.anekipedia.com/?test01
など、?などでパラメータをつけたURLなどで
重複しやすいです。
あるページが重複コンテンツになっていて、割り当てられるURLが、10個存在していたとします。
そのサイトが300種類の商品を販売しているECサイトだったとすると、単純計算で「300×10」、3000件ものURLを利用していることになります。
300件と3000件では、クローラーがインデックスをするのにも、多くの時間がかかりますし、重複コンテンツは実際にインデックスは、ほとんどされませんのであまり好ましくありません。
また、10件のURLにバラバラに被リンクが張られていたとしても、それらのページは独自のページとして扱われますので、リンクパワーの評価が分散してしまいます。
もちろん ある程度は、検索エンジンが重複コンテンツをグループ化して、リンク評価を分散しないように対応してくれますが、動的URLの構造が複雑であれば完全に信頼できるとは限りませんし、検索エンジンによっては対応していない可能性もあります。
ですので、メタタグで「rel=”canonical”属性」をつけることによって重複コンテンツのURLを
ひとつにまとめるのは、ページクロールの点からも、ページの評価の点からも、とても重要です。
メタタグ “canonical” (rel=”canonical”)を導入する
そんなSEO的に重要な「rel=”canonical”属性」ですが、WordPressでは、プラグインを導入することで簡単に設定できます。
「rel=”canonical”属性」を自動的に設定するプラグインで代表的なものは、次の2つです。
使い方は、それぞれのプラグインのページを参考にしてください。
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