GTmetrixによる高速設定調査 さくらインターネットの速度
WordPressの高速化の実験ページです。
ここでは、レンタルサーバの「さくらインターネット」、「スタンダードプラン」にWordPressを入れた場合、 どのくらい高速になるのかを簡易的に調べます。(さくらインターネットは、共用サーバのレンタルですので、契約したサーバによって性能が違いますのであくまで目安程度に思ってください。)
方法は、簡単です。
WordPressインストール直後の、何もプラグインを使ってないまっさらな状態を調べます。
次に、高速化のプラグインのみを追加して、記事もなにもなく、アクセスもほぼない状態での、
データベースが一番軽い状態での速度パフォーマンスを見てみます。
測定には、GTmetrixや、WordPressの計測用のテンプレートタグを使って調べます。
GTmetrixは、URLを入力することでサイトの速度などを評価測定してくれる便利なサイトです。
WordPressの計測用のテンプレートタグは、設定することで、ページの動的作成でデータベースにアクセスした回数(クエリ数)や、PHP→HTMLに変換するのにかかった時間などを表示することができます。
表示の仕方は簡単で、 フッターなどに次のタグを挿入するだけです。
<?php echo get_num_queries(); ?> queries. <?php timer_stop(1); ?>
挿入した箇所に、「66 queries . 0.999」というようなかたちで表示されます。例に示した内容は、
クリエ数(データベースへのアクセス回数):66個、PHP→HTML変換0.999秒 という意味となります。
まずは、WordPressインストール直後の、何もプラグインを使ってないまっさらな状態を調べます。
サイト情報は以下のとおりとなります。
計測日:2012/06/04
レンタルサーバ: さくらインターネット スタンダードプラン
WordPress: ver 3.3.2
テーマ:Twenty Eleven 1.3(ヘッダー画像は、トレイン【trolley.jpg 62kb】)
パーマリンク設定 カスタム構造 /%category%/%postname%.html
プラグインなし
GTmetrixとタグによる調査結果
トップページでの測定: クエリ数:22 queries. PHPコンバート:0.373秒
Page Speed での評価 |
YSlow での評価 |
ページの 読込時間 |
ページの データ量 |
ブラウザとの やり取りの数 |
クエリ数 データベースへ のアクセス回数 |
PHP→HTML 変換時間 |
D評価 (62%) |
A評価 (91%) |
1.56秒 | 124KB | 5回 | 22回 | 0.373秒 |
その他の結果は、以下のようになっています。
Google Page Speed 評価一覧
以上が、初期状態のおおまかな測定結果です。
高速化プラグインを導入したパフォーマンス
続いて、プラグインなどで高速化した場合の値を調べます。
サイト情報は以下のとおりとなります。
計測日:2012/06/04
レンタルサーバ: さくらインターネット スタンダードプラン
WordPress: ver 3.3.2
テーマ:Twenty Eleven 1.3(ヘッダー画像は、トレイン【trolley.jpg 62kb】)
パーマリンク設定 カスタム構造 /%category%/%postname%.html
プラグイン:
Head Cleaner
DB Cache Reloaded Fix
WP Hyper Response
WP File Cache
MO Cache
Quick Cache
サーバ設定: zlib.output_compression=1
トップページでの測定: クエリ数:2 queries. PHPコンバート:0.333秒
Page Speed での評価 |
YSlow での評価 |
ページの 読込時間 |
ページの データ量 |
ブラウザとの やり取りの数 |
クエリ数 データベースへ のアクセス回数 |
PHP→HTML 変換時間 |
C評価 (73%) |
A評価 (92%) |
1.25秒 | 106KB | 5回 | 2回 | 0.333秒 |
その他の結果は、以下のようになっています。
Google Page Speed 評価一覧
以上が、初期状態のおおまかな測定結果です。
WordPressの速さのパフォーマンスを追求すると、上記のスコアに近くなると思います。
参考にしてみてください。
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