WordPressが早くなるプラグイン DB Cache Reloaded Fix
DB Cache Reloaded Fixは、クエリ数(データベースへのアクセスする命令した回数)を改善するプラグインです。
WordPressは動的にページを作成するときに、頻繁にデータベースにアクセスします。
クエリ数(データベースへのアクセスする命令した回数)が多いと、データベースへの負荷が大きくなりパフォーマンスに影響します。
DB Cache Reloaded Fix は、データベースのクエリの出力結果など、 データベースとのやり取りをキャッシュしますのでデータベースとの直接のアクセスが減り、クエリ数を減らす効果があります。データベースとのクエリ数は減りますが、動作自体は動的ページの様に動作します。
クエリ数を減らしますので、記事が多くなってきたり、アクセス数が集中したときにパフォーマンスの低下を抑える効果プラグインですので、進んで導入しましょう。
現在のクエリ数の確認
現在のクエリ数の確認をする方法も、簡単に説明しておきます。
いろいろやり方はありますが、一番簡単なクエリ数の確認方法は、WordPressのテンプレートタグを使う方法です。表示の仕方は簡単で、 フッターなどに次のタグを挿入するだけです。
<?php echo get_num_queries(); ?> queries. <?php timer_stop(1); ?>
挿入した箇所に、「66 queries . 0.999」というようなかたちで表示されます。例に示した内容は、
クリエ数:66個、PHP→HTML変換0.999秒 という意味となります。
プラグインの効果の確認や導入しているテーマの重さなどを調べるときに使いましょう。
DB Cache Reloaded Fix の導入方法 使い方
DB Cache Reloaded Fix を導入していきましょう。使い方は簡単で、インストールして「有効化」します。「有効化」すると、管理画面メニュー「設定」に、「DB Cache Reloaded 」という項目が増えますので、
項目の一番上の「有効」にチェックを入れれば、利用が始まります。
注意点ですが、DB Cache Reloaded Fix は動的な動作をするプラグインによっては相性が悪いものもあります。
私が良く使うプラグインの中では、 WP-PostRating(記事を評価するプラグイン)と相性が悪いようでした。そのようなプラグインと一緒に使う場合は、DB Cache Reloaded Fix をラッパーモードで使用します。
ラッパーモードは対象とするクエリ数を減らしますが、他のプラグインへの影響が最小になります。
やり方は簡単です。DB Cache Reloaded Fix の基本オプションの「有効」のチェックをはずし、キャッシュを全削除しましょう。 そうすると、ラッパーモードを有効にする項目が表示されるようになりますので、チェックをいれて、再び「有効」にチェックをいれてDB Cache Reloaded Fix の利用を再開すればラッパーモードで動作するようになります。
このプラグインを扱う上での注意点
キャッシュ系プラグイン全体にいえますが、もしWordPress本体を更新などする時は、一度機能を停止してから更新するようにしましょう。
WordPress本体の更新内容によっては、キャッシュの残りが影響して不具合が起きる可能性があります。最悪、管理画面に入れなくなることもあります。
本体更新をする前は、バックアップを取って必ず前の状態に戻せるようにしてから、プラグインを停止して更新するのが一番安全です。めんどくさいですが、本体はそう頻繁に更新はされませんので、この点だけは、気をつけるようにしましょう。
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